里人 No.2 立元 隆裕さん

就農の夢に向かって
大阪からIターン

立元 隆裕さん

2018年から地域おこし協力隊として移住
ネギを中心に野菜を栽培する
『農事組合法人 福成農園』で研修をしながら
就農の夢に向かって日々農業に勤しんでいる

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きっかけは農業研修から

鳥取県立農業大学校で2年間の農業研修プログラム『アグリチャレンジ研修』を受けたことがきっかけで、地域おこし協力隊の制度について知り、とんとん拍子で南部町に移住することが決まった立元さん。

大阪出身にも関わらず、幼い頃から自然に囲まれているのが好きで、自分の肌に合っているのも田舎の環境だという。
中学や高校では生物や自然に関しては熱中して勉強していたそうだ。そんな感覚を持った立元さんだからこそ、自然と常に触れ合っていられる仕事である農業に興味を持ったのも不思議ではない。

南部町に来て不便なことがあるか問いかけると、
「大阪よりも住みやすい。車とネット環境さえあれば南部町は大丈夫。全く不便ではない。」と語った。

 

人との繋がりが大事

彼から農業の話を聞いているとしきりに言っていた言葉。
「農業は1人じゃできない。人との繋がりが鍵になる。」
農業を始めるにあたって、まずは土地、そしてたくさんの技術習得や機械設備が必要になってくる。
その時に活きてくるのが〝繋がり〟だそうだ。

「農業は困難だらけ。困った時に手を貸してくれたり、相談に乗ってくれたりする人がいるととても助かる。」
それを体現するかのように、農業関係の繋がりはもちろんのこと、地域のお祭りやイベントなどに積極的に参加をして、繋がりを作っているそうだ。

 

将来は自分で農業をやること

元さんに夢を尋ねると、
「自分で農業をし、ゆくゆくは会社も作りたい。そのために、地域おこし協力隊の任期中にはしっかり下地づくりをしたい。」と語ってくれた。
具体的には、お金を貯めることや技術習得、そして先ほども言っていた繋がりづくり。
彼には将来を見据えたしっかりとしたプランがある。

「今は部分的な作業で学ばせてもらっている。
この任期で成し遂げたいのは1から10まで全部自分で作ること。」
それを横で聞いていた若社長さんは、
「鳥取で農業という産業に目をつけてやるのはとても面白いことだと思う。土地が広いし、人の繋がりの面でも田舎が有利。農業は結局一人ではできない。試行錯誤しながら農業というものを学んでいって欲しい。」
と彼にエールを送っていた。

20〜30代の若い社員が半数以上で、活気のある株式会社 『福成農園』。
そんな中で、1次産業を盛り上げようと、楽しみながらも奮闘している立元さんの今後がとても楽しみである。

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