里人 No.7 高木 節夫さん・美代子さん

無農薬農家30年以上の
ベテラン農家夫婦!

高木 節夫さん・美代子さん
インタビュー 美鈴さん(娘)

無農薬農家になって30年以上
自転車に乗り畑に向かう微笑ましい後ろ姿
90歳を超えてもワクワクしながら生きる
現役農家夫婦の元気の秘訣とは

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いい⾷べ物は⾝体を元気にする!

今から50年ほど前、立て続けに病気を患った節夫さんと美代さん。
まずは体の毒素を出さないといけないという美鈴さんの友
の勧めで健康品を始めると、2人の体調はみるみる改善されていった。

健康品でなくても〝良いもの〟をべると元気になる!ということを実感した高木さん一家。
このことが
作りや野菜作りを無農薬で始めるきっかけになった。

しかし無農薬野菜や農法が、当時はまだ消費者・産者共にあまり関のない時代。
一般に受け
れられるのは難しく、⼿間はかかるのに収に繋がりにくいというのが現実だった。

美鈴さんは、なんとか野菜を販売しなければと地元のスーパーに飛び込み、野菜販売の地産地消コーナーを設けてもらい、2年間スーパーに毎出向いて実演販売を続けたこともあった。現在は米子市内のお店での店頭販売、野菜の配達・配送、そしてイベント等で出店販売もしている。
また、県内外のレストランで野菜を使ってもらえるようにもなった。

ただ、継続・持続することはとても難しいこと。

だからこそ⾼⽊農園の新しい挑戦は続く。
節夫さんも美代
さんも元気だとはいえ、年齢を重ねていく中で、今後は若い産者に南部町だけでなく、部を担っていってもらいたいという思いがあり、美鈴さんはイベント出店などを通して若いと繋がっていくことも積極的にっているのだそうだ。

 

元気の秘訣は⼤地から

・いい⾷べ物をべる

・誰かのために頑張る

・希望を持ってきていく

90歳を過ぎても夫婦健在・現役農家である高木さん夫妻の元気の秘訣。

「体の不調を訴えることもなく、来年は何作ろうかと楽しみに話している。〝これを作って欲しい!〟と頼りにされること、〝誰かのために〟ということが元気の源で、そういった楽しみがいつもポジティブでいることに繋がっていることを実感しますね。
こういった
切なことをいつも地から教わっていると思うんです。」と話す美鈴さん。

「農業は手間=お金にならないし、易しい世界ではない。だけど、覚悟を持ってそこに取り組めば、難しいことでも⼀つの光はどこかに差しているから、諦めないで欲しい。」

農業に限らず、他の何にでも当てはまる〝覚悟〟という言葉。決して柔らかくはない葉だけど、その厳しさの裏に優しさと期待、そしてまれ育った町への思いが込められている。

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